廃墟から再生した霧島温泉ホテル「やまのゆ 川音」が体現する泊・湯・食の空間構成
霧島の温泉ホテル やまのゆ 川音は、かつて廃墟となっていた「山の湯」を再生することで生まれた温泉施設です。再生にあたって据えられたコンセプトは「泊・湯・食」を一日中楽しめること。宿泊、立ち寄り湯、そして館内に併設された食事処「霧島ごはん ゆらり〜な」という三つの要素が、一つの施設のなかにまとまっています。
施設への入口には赤い橋が架かっており、その橋を渡ることで、深い緑と天降川のせせらぎに包まれた空間へと切り替わります。廃墟から再生された場所が、日常から離れるための非日常空間として機能している点が、この施設の成り立ちを語るうえで欠かせない背景です。